2009年10月アーカイブ

今日は、田んぼの畦近くに雑草で1年間かけて蓄えた堆肥を来春に田んぼの肥料として使うための準備をしました。
Inasaku Taihi Image009~01.jpgInasaku Taihi Image010~00.jpg堆肥を畔下から田んぼの中に、備中鍬・フォーク・鋤簾(じょれん)などの農具を使って運搬車に積んで運びます。
堆肥は発酵済みの藁と発酵途上の雑草を交互に積み上げていきます。
堆肥が積み上がったら、周りの土をスコップですくって被せます。
Inasaku Taihi Image011~00.jpg来春の田んぼを起こすまでこの状態でおきます。そうすることにより冬の間に発酵が進み、完熟堆肥が出来上がります。
完熟堆肥の完成までには、我が家の作り方で約1年半必要になります。

写真に今年脱穀したばかりの藁を積み上げた様子が写っています。
次の堆肥作りがスタートしています。
脱穀した後の藁をおしぎり(はみ切り)で2~3等分に切断して積み上げています。
その上に翌年から田んぼの畦で刈り取った雑草を随時積み上げていきます。
1年も経つと藁は随分と発酵が進みます。雑草は翌年からの積み上げなので腐りが遅いです。

耕運機については、以前にタイトル「耕運機の刃」で触れましたが再登場です。

我が家の主力の耕運機は、10年前に購入した「ロビン 耕運機 STO52」です。
仕様は、「農用トラクタ(歩行型) 型式 ロビンST52 全長1800mm 全幅700mm 全高1150mm 重量131kg 前進10段 後進2段 空冷4サイクル直立単気筒ガソリンエンジン 総排気量251cc リコイル式 点灯能力(VーW)12-15 燃料タンク容量 5リットル 」です。

You Tubeに耕運機の始動・走行・停止の様子を動画アップしてみました。
携帯電話のムービー機能を使いましたので、画質が今ひとつですが悪しからず。
前進10段・後進2段というのは、低速・高速クラッチが左右にあり各々前進5段・後進1段で変速します。
概ね低速クラッチでロータリや代掻きなどの農作業をし、高速クラッチで耕運機の移動をしています。
左右に方向転換のレバーがあり、右のレバーを握れば右に、左のレバーを握れば左にと方向転換します。また、左右のレバーを同時に握れば停止します。
点灯もしますので夜間の走行も可能ですが、方向指示器や尾灯はありませんので注意が必要です。


非常に強い台風18号が明日にも本土直撃する見込みです。
正直、稲こきも済んでいてほっとしています。
もし、稲こきがまだであれば稲架(はざ)が倒れるのを防ぐために添え木をしたりと忙しくしていたところでした。

今回の台風18号の勢力は、50年前の伊勢湾台風と同等の大きさだそうです。
私が5歳の時でしたが、この台風を経験しています。
半世紀前の一般家庭では、新聞かラジオでしか天気予報を知る術がありませんでした。
天気図は新聞でしか見られませんでした。
どうしても天気図を見たい場合は、NHK第2放送ラジオで天気通報を聞き自分で天気図を描くしか方法がありませんでした。

いまはテレビやインターネットなどの天気予報で、台風の進路などの情報を逐一確認することが出来ます。
それを受けて各家庭では、台風対策を講じます。
県市町村単位での災害対策も進み、避難勧告などの情報も末端まで伝わるシステムも構築されています。

とにかく、大きな被害がでなければいいがと思います。
稲こきで大活躍した農機具が自走自脱型脱穀機で、別名ハーベスターと言います。
因みに動力刈取結束機(バインダー)と自走自脱型脱穀機(ハーベスター)とが一緒になった農機具がコンバインです。

2009 Dakkokuki Image003~03.jpg2009 Dakkokuki mage004~02.jpg我が家の自走自脱型脱穀機は、空冷4サイクルガソリンエンジンを積み、前進4速後進2速で走行します。
収納時の機体の全長2035mm、全幅1110mm、全高1340mmなので軽トラックで持ち運びが出来ます。
自走なので、自宅から田んぼまで簡単に移動が出来ます。
足回りはゴムクローラー(ゴムキャタピラー)なので、多少ぬかったところでも走行可能です。
脱穀部へ稲を投入すれば、自動で籾と藁屑などや藁が区別され、籾は籾袋に収納されます。
籾袋の持ち運びの重労働が残りましたが、随分と効率化が図られました。

従前の稲こきでは、脱穀機発動機が別々でしたので持ち運びや据付に時間がとられるなどして不便なものでした。
また、脱穀機は簡単に移動が出来ませんので、干した稲を脱穀機まで運ばなければなりませんでした。
この難点を解消し効率的な作業を出来るようにしたのが自走自脱型脱穀機というわけです。

稲こきが済むと休む暇もなく、もう来年の稲作の準備に入ります。

まずは田起こしを行います。
2009 Taokosi Hikobae Image009~00.jpg半月ほど前に稲刈りした稲の切り株から再生茎(ひこばえ)が生長をします。
我が家の耕運機の馬力では、再生茎が生長してしまうと耕すのに苦労するので早めに起こします。

田起こしによって、土を乾かし乾田効果を促進させます。
乾田効果とは、土を乾かして有機態窒素を微生物により分解させて稲が吸収しやすい無機態窒素に変えることを言います。
また、稲の切り株を鋤き込むことで、これを微生物やミミズなどが分解して、有機質肥料を作り出すことができます。
秋の田起こしは、土を起こすことで少しでも養分をたくわえておこうとの目的があります。

なお、再生茎に肥料をやって大きく生長すると稲穂をつけるそうです。
四国、九州、沖縄の太平洋側の温暖な地域での二期作の原型といわれています。
中央アルプスと南アルプスに挟まれたこの地域では、二期作など夢のまた夢です。
でも、温暖化が進めば50年後、100年後には夢ではなくなるかも知れません。

秋雨前線が南下して愚図ついた天気が続いていましたが、昨日から小康状態となり晴れ間が覗いています。
明後日からまた愚図ついた天気に逆戻りの様子ですし、さらに遠く南方洋上には台風18号が発生した模様で悪天候が続きそうです。

2009 Inekoki Image006~01.jpg雨続きでしたが稲架掛(はざかけ)した稲も充分乾燥し、田んぼもぬかっていないので、稲こきを今日行いました。
自走自脱型脱穀機(ハーベスター)を使って脱穀をします。
稲架掛した稲を自走自脱型脱穀機の架台に下ろし脱穀部に連続して送り込んで作業を進めます。
藁屑などを排除して籾袋に籾が投入され、籾袋いっぱいになったら籾袋を交換します。
2時間ほどで脱穀を済ますことが出来ました。

今日は脱穀をした籾袋を米蔵に納めるだけにして、後日計量をします。
籾袋の数から、例年に比べて収量が少ないようです。

藁は20束毎を1束に束ねて畦下に集めました。
この藁は再来年の肥料にするようにします。

稲架(はざ)パイプと横棒の片づけをして本日の作業を終了しました。