2009年8月アーカイブ

温暖な地域では二期作二毛作が鎌倉時代以降行われるようになったそうです。
二期作は一般には米作りに用いられ同一耕地で年2回同一作物を栽培し収穫することを言い、二毛作は年間で異なった作物を同一耕地で栽培し収穫することを言います。
1970年代以降あまり行われなくなったようです。

私の住んでいる地域は寒冷地ということもあって、二期作はもとより二毛作も適した環境にありません。
でも、唯一ジャガイモの収穫の後に同一の耕地で大根菜っ葉かぶを栽培する二毛作をしています。
今日、根こぶ病対策に殺虫剤(ネビジン粉剤2kg)蒔いて畑を耕して大根用に畝4本を作って、大根の種を蒔きました。
また、後日種を蒔く菜っ葉(野沢菜)とかぶ用に有機・鶏糞・元肥糧を畑に蒔いて耕し畝を作りました。

DaikonImage004.jpgDaikonImage006.jpg真夏ということもあり0.6aばかりの作付け作業ですが汗だくになりました。
休憩の時に、自分のところで栽培した冷やした完熟トマトを食べましたが本当に美味しいですよ。

先日、今年は山林組合の組合長を任期2年で仰せつかったことをお話しました。
今日は午前8時より11時まで、共有林の下草刈と林道の整備を実施し、午後より慰労会を開きました。

この地区の農家15戸が共有している山林があり、山林の維持管理のために山林組合を設立しました。
共有林を囲むように各戸所有の山林があります。
因みに我が家の所有の山林は2町3反ほどあります。
なかなか手入れが行き届かない状況です。

組合の活動としては、第一に総会で年間の活動計画を話し合う。
第二にアカマツの間伐・枝打ち・下草刈や林道の整備をする。
第三に松茸ほかキノコ採取時期の入山管理をします。

共有林は、普段は組合員しか入山することが出来ません。
キノコが採れる一ヶ月間は、入山料をいただいて入山の許可をしています。
入山料は組合の活動費として繰り入れをしています。

マツタケ菌は、養分が少なく乾いたマツ林の土地を好みます。
昔は、落ち葉は堆肥として、雑木は薪として利用されていました。
このように利用されることがなくなったマツ林は、人の手で手入れをしないとマツタケやその他のキノコも採れないんです。
先日、自治組織についてお話をしましたが、組内で不幸があり今日葬儀が行われました。

葬儀社に依頼をすれば、都会であればご近所の方に受付と会計のお手伝いを頼む程度で葬儀・告別式が滞りなく済ませることができますよね。
田舎では、昔ながらの「葬式組」のしきたりが残っていて組内で不幸があると総出でお手伝いをします。

お通夜の後に葬儀・告別式の役割を決めます。
男衆は葬儀・告別式の司会・弔電の披露・受付・会計・花篭の役が割り当てられます。
そして当日は本堂と精進落としの会場の設営と後片付けと清掃をします。
女衆は精進落としの料理の準備と後片付けをします。
今回は受付の役を割り当てられました。

これでも随分と簡略化されました。
ここらでは35年前は自分の家で葬儀をしました。
土葬でしたのでこの程度の役回りではおさまりませんでした。
葬儀の準備では、死亡通知の告げ・買物・料理・葬具の調整などの役があります。
葬送では、葬列・接待・穴掘り・埋葬などの役があります。
なかでも穴掘りの役が重労働で、日本酒1本が差し出されたと親から聞いています。


s-CIMG0319.jpg病害虫防除薬剤散布の時に使用する農機具が背負い動力散布機です。
我が家では一般粉剤やDL粉剤の散布と粒状肥料など粒剤の散布ができる背負い動力散布機を使っています。

背負い動力散布機は病害虫防除の薬剤散布の2回しか使いませんので、作業前と後の点検は念入りに行います。
早朝の作業なのでエンジンがかからないのが一番こたえます。

s-SyoudokuCIMG0313.jpg薬剤散布時は、フード付きヤッケ上下・マスク・ゴム手袋・長靴といった出で立ちで行います。
8月ですが作業を早朝の5時半ごろしますので、田んぼの畦周りをDL粉剤を入れた機械の重さが10kg弱を背負って歩き回っても汗ばむ程度ですみます。
田んぼの作付面積が1反(10a)程度なので長粉管を使わず標準噴管で一人で散布をします。

田舎では、都会に比べて町内会など地縁的自治組織の活動が活発です。
私の住んでいる地域も、長野県野沢温泉村の野沢組ほどではありませんが自治組織の活動があります。

区には200世帯余りが住んでいます。町の中でも3本の指に入る大所帯です。
区には区事業と公民館事業の二つがあり各世帯で費用負担金を出してもらい運営をしています。

区事業は、地区の一斉清掃、ごみ・リサイクル収集活動、各種募金活動(赤い羽や赤十字の募金など)などを行います。
16のに分かれて活動をしています。

公民館事業は、公民館の維持管理、潮干狩り、運動会、春・夏・秋祭り、住民のクラブ活動などへの補助金支給などの活動をします。

区・公民館事業の他に、消防団・青年会・山林組合などの活動もあり、毎年何らかの役を仰せつかっています。
今年は、山林組合の組合長を任期2年で仰せつかっています。

この地域もだんだん都会的な考え方になってきていて、大所帯でも皆が寄り合うことが少なくなってきています。
お盆の8月13日から16日までは農作業は基本的にお休みです。
我が家では自分の地所にお墓があるので、立秋の7日までに墓地の草取りや墓石の清掃を済ませておきます。

13日の朝、盆棚(精霊棚)を作り位牌を安置し、お供えをします。
夕方にお墓参りをして先祖の霊を迎えます。

15日午前中、臨済宗妙心寺派の菩提寺でお施餓鬼が行われます。
正式な行事の名は「盆施餓鬼会・塔婆供養会」といいます。
施餓鬼会は、本来は餓鬼道や地獄に堕ちて苦しんでいる霊を救うために、食物を施して供養する法要ですが、その後先祖供養をする回向法要になりました。
塔婆供養は、お盆の時にお墓に卒塔婆を立てることをいいます。
お寺の本堂で1時間半の法要と和尚さまの30分程の法話の後、卒塔婆を家に持ち帰ります。
前は正座での法要でしたのでたいへんでしたが、椅子に腰掛けるようになりましたので随分楽になりました。

16日早朝、卒塔婆をもってお墓に立て、お参りをして先祖の霊を送ってお盆が済みます。
あきたこまちの穂が出揃うと病害虫防除の薬剤散布を実施します。

s-SyoudokuCIMG0309.jpg第1回目を8月8日早朝に斑点米カメムシ防除といもち病防除に効果のあるビームスタークル粉剤5DLを3kgを散布しました。
そして今日早朝に前回とは薬剤をかえて斑点米カメムシ防除に効果のあるスミバッサ粉剤を3kg散布しました。

薬剤散布に先立ち出穂2週間前までに田んぼの畦の草を刈り取ります。
これは出穂期に草を刈り取るとカメムシをかえって田んぼに追い込むことになるためです。

カメムシはオオバコ、ヨモギ、イネ科雑草の穂を好んで吸汁します。
したがって、稲穂も好物なので特に田んぼの畦周りに斑点米被害が及びます。

いもち病は、稲がいもち病菌に感染し発病する病気で、発生する部分で葉いもち、穂いもちなどと呼びます。

斑点米もいもち病も、大幅な減収と食味の低下を招くことから農家の人に恐れられています。
無農薬農業が叫ばれているこんにち、また大量の蜂の死滅などのニュースに触れると出来れば薬剤散布などしたくないところです。
私のところは自家消費ですので農薬は最小限にとどめています。
今年のとうもろこし品種は、カクテル600キャンベラ86を選びました。
カクテル600とキャンベラ86の共通点は、大穂で苞(ほう=とうもろこしを包んでいる葉)付きの重さが約420gで、一般地のマルチ直播栽培で種蒔き後約86日で収穫ができる。
カクテル600は粒の皮が軟らかく食味が良いバイカラー(黄色と白色が並ぶ色)の種で、キャンベラ86は甘みが強い高品質の黄粒の種です。

5月9日に畝14本を作り、5月10日から6月21日まで6回に分けて苗の植え付けと種の直播で栽培をしました。

s-ToumorokosiCIMG0315.jpg7月15日と31日に猪、猿、ハクビシンやたぬきなどのムジナ除けにシートと網を張りました。
家はまだ被害を受けていませんが、この近くの里までかなり動物が迫ってきていています。

7月31日にとうもろこしの初収穫ができました。
8月いっぱい収穫が楽しめます。

s-ToumorokosiCIMG0281.jpgとうもろこしは、ひげが出始めた頃に最上部に1本を残して他は摘芯をします。
摘芯した物がヤングコーンで、水煮の缶詰や瓶詰めとして皆さんも目にされていると思います。
家ではサラダでよく食べます。

日本ではとうもろこしは野菜のイメージが高いですが、世界で見ると米・麦とともに世界三大穀物の一つなんですよね。
穀物なのでデンプン質・糖質が主で、高カロリーな食べ物です。
その他タンパク質や脂肪も豊富なんです。


SisitouImage007.jpg5月21日にしし唐の苗を植えて、7月20日に初収穫をしました。
しし唐(獅子唐辛子)は、実の形が獅子の口(鼻?)に似ているから、獅子唐辛子とよばれるようになったのが名前の由来だそうです。
しし唐は唐辛子の仲間ですが甘味種です。因みに唐辛子辛味種です。
ビタミンA、ビタミンCやβカロテンが多く含まれ風邪の予防、高血圧の予防 や美肌に効果があります。

Pi-manImage008.jpg5月24日にピーマンの苗を植え、7月27日に初収穫ができました。ピーマンも唐辛子の仲間で甘味種です。
しし唐も仲間ですので同様の栄養価と予防などの効果があります。
特筆べきはピーマンはレモンと同等の約80mgのビタミンCが含まれていることです。
しかも、ピーマンのビタミンCはビタミンPが含まれているので熱に強い特徴があります。

我が家では、しし唐とピーマンを必ず傍に作ります。
しし唐の方が少し早く実りますが、しし唐とピーマンの収穫期間が同じで都合が良いからです。
s-KanreisyaCIMG0309.jpg5月14日ブロッコリー・かぼちゃ・キャベツの苗を植えつけました。
翌日キャベツ・ブロッコリーに寒冷紗をかけました。

7月12日にブロッコリー、22日にかぼちゃ、24日にキャベツを初収穫をしました。

s-Brokkori-CIMG0336.jpgブロッコリーは、キャベツの変種で地中海沿岸が原産で、緑色の花蕾と茎を食べます。
花蕾を収穫せずにいると大きくなってクリーム色の花を咲かせるとのことです。
ビタミンB、ビタミンC、カロチンや鉄分が豊富で、クロムという糖尿病の予防効果のある物質が含まれています。

s-KabochaCIMG0290.jpgかぼちゃは、南北アメリカ大陸が原産で、果実を食べます。
カロテン、ビタミン類を多く含んでいます。
「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」という諺があります。
これはカロチンを摂取するとビタミンAとなり、肌や粘膜を丈夫にして抵抗力をつける効能があるからだそうです。

キャベツは、野菜として広く扱われていますが、一年生植物なんだそうです。
ビタミンC、ビタミンU(キャベジン)を豊富に含んでいます。
ビタミンU(キャベジン)は胃腸の機能回復に効果があるそうです。
5月11日につるなしモロッコ(いんげん)を1.2mの畝幅で株間35cmの2条まき、1穴に3~4粒ずつまき、発芽後1~2本に間引きました。
s-Turunasi morokkoCIMG0323.jpg草丈は約45cmほどになります。
種まき後約50日ほどで収穫できます。
我が家では7月6日に収穫ができました。
濃緑色の(さや)はスジがなく、やわらかく風味が良いです。
莢の長さは約14cmほどで幅が約1.5cmほどになります。

つるなしモロッコはカロテン、ビタミン類が豊富で、ビタミンB1は疲労回復、ビタミンB6は脂肪肝の予防になります。
カリウムなどのミネラル類も含まれていて高血圧予防にもなります。
リジンなどのアミノ酸が含まれ、食物繊維も豊富で野菜と豆類の両方の栄養を備えた健康優良な緑黄色野菜なんです。

つるなしモロッコは、莢つきもよく豊産種で作りやすいで家庭菜園には最適です。
栄養価も高いので作られるといいですよ。

s-RetasuCIMG0293.jpgレタスは苗で5月6日に植え付けをしました。
寒冷紗でトンネル被覆をし、虫よけ、軽い保温などをすることにより生育の保護をします。    
6月13日には収穫ができました。

レタスは春菊ほどではありませんが苦味がありますよね。
レタスの苦味の成分は、ラクチュコピクリン(ポリフェノールの一種)などのサポニン様物質なんだそうです。
春菊の苦味と同じ成分だそうです。

さて、この苦味成分は空気に触れると変色して褐色になります。
鉄やステンレスの包丁などでレタスを切った場合は早く変色をします。
収穫の時にはやはり包丁を使いますので、切り口に塩水や真水を噴霧して除去して紙で吸い取れば変色が防げます。
家庭ではレタスがキャベツなどと並んでサラダの食材としますが、レタスを手でちぎって食卓にのせるのが良いというのはそういうわけだったのですね。
栄養価としてはカリウム、鉄分などのミネラルやビタミンEなどが豊富な野菜です。
なお、玉レタスよりサニーレタスの方が栄養価は高いんだそうです。